ナースは残業が発生しやすい

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当然のように発生する残業

当然のように発生する残業
多くのナースが悩まされている

多くのナースが悩まされている

ナースが抱える悩みとして挙げられることの多い残業。残業をなくそうという運動はあるものの、実際にはまだまだ多くのナースが毎日のように発生する残業に悩まされているのが実情です。ある程度は我慢することができても、ずっと続くと心身ともに疲弊していきいずれは限界を迎えてしまうかもしれません。2017年の労働実態調査によると、ナースの時間外労働は平均で1時間~1時間半ほどとなっています。しかもそのうち7割がサービス残業となっています。ではなぜ、こんなにもナースは残業が発生してしまうのでしょうか。

なぜ残業が発生するのか

なぜ残業が発生するのか

まず一つ目の理由として挙げられるのが、業務で必要な記録が多いという点です。データによると、サービス残業の多くはこの記録業務のせいで発生しているようです。患者さんの観察記録や入院患者さんの持参薬の記録、退院患者さんのサマリーや看護プランなど、患者さんと接する業務以外にこういった記録業務が本当に多いのです。電子カルテの導入により以前よりは負担が減ったという声もありますが、そもそもパソコンの台数に限りがあって順番待ちをしなければならないといったケースもあります。
次に、患者さんの情報収集に時間がかかるといった声も多いです。特に働き始めて間もない新人ナースの場合、まったく知識のない状態からのスタートになるので仕事が始まる30分前に来て当日の受け持ちの情報を確認し、帰宅前にも次の業務で困らないように次の受け持ちの情報を調べるなど、もちろん業務をスムーズに行うためには大切なことではありますが、その分時間が必要となってしまいます。
そして、患者さんの対応によって残業が発生するケースも多いです。例えば検査やリハビリの終了時間が遅くなり、それが日勤の終わる時間ギリギリだった場合は、その後のお迎えはそのまま日勤のナースが担当することになります。準夜勤や夜勤は人数が少ないので、可能な限り日勤の方で業務を片付けておかなければならないのです。そのほかにもナースコール対応や患者さんやご家族への退院指導に時間がかかることもあります。また、患者さんの容態が急変した場合には迅速に対応しなければなりません。もうすぐ退勤の時間だからといって無視することなど当然できませんので、そういった場合には医師の指示を受けながら薬剤や輸血の用意など様々な対応をしていくことになります。そしてある程度落ち着いたころには本来の退勤時間を大きく過ぎているというのも珍しいことではありません。
また、プリセプターと新人ナース両者とも遅くまで残ることになりやすいといった特徴があります。新人は覚えることが多く、最初のうちは要領も分からない中で仕事を進めていくので当然時間がかかります。そしてそれをプリセプターは指導しなければなりません。「やっといて」と仕事を投げっぱなしにするわけにはいかないので、新人をフォローする必要がありますがそれと同時に自分の業務もあるので結果として帰宅が遅くなってしまいます。

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ナースが抱える悩みとは?
当然のように発生する残業

メインとなる看護業務に加え記録業務なども多く、患者さんの対応も臨機応変に行わなければならないため残業が頻繁に発生してしまうナースの仕事。特に新人ナースは覚えることが多く、時間がかかってしまうことが多いようです。

問題解決の方法を知る
中立の立場をとって信頼関係を築いておく

ナースは女性が多く、それゆえ面倒な人間関係が発生しやすいのですが、どのようにすればこういった人間関係に巻き込まれずに済むのかコツを紹介します。新人ナースとしてこれからがんばる人は、職場以外の人間関係も大切にしておきましょう。

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